2018.07.02

女としての価値?社会人としての価値?そんなものはクソくらえです

20代中盤から30代中盤ぐらいまでの10年間、女性は否が応でも「仕事か家庭か」、「結婚かキャリアか」という問題に向き合うことになります。


「30代前後がキャリアの分かれ目である」という社会構造上の問題と、「35歳から女性の出産率が顕著に減少する(※1)」という身体的構造上の問題がセットになってやってきます。



例えば、小中高大と一生懸命に勉強してきた医師の人が、同世代の女性が結婚していく姿をみて「私は女としての選択を誤ったのではないか」と悩んだり、20代前半で家庭に入った専業主婦の人が、子育てがひと段落した段階で、「30代中ばにもなって自信の持てるスキルが一つもない」と「労働力としての社会的な価値が見出せない」ことに絶望したりします。 そういった人生の先輩方の事例を見た後輩たちは、「女としての価値を優先するか」もしくは「社会人としての価値を優先するか」の取捨選択を迫られるわけです。 その究極の二択に迫られている女性たちに言いたい。 そんな二者択一、考えるのもバカみたいだからさっさと捨てたほうがいい、と。 (※1)【公益社団法人 日本産婦人科医会】「1.妊娠適齢年令」より

本当の選択肢は「それ以外」にある可能性が高い



僕は何かの選択を迫られたときに「そもそも本当にその選択肢しかないんだっけ?」ということをよく考えます。 人間は「どっちがいいですか?」と聞かれてしまうとどっちかを選ばなきゃいけない気になってしまう、という性質を持っています。 だから二者択一を迫られたその瞬間に思考が停止して「別の選択肢があるんじゃないか」という考えを放棄してしまうんです。 僕の経験上、「自分が本当に欲しい答えは、今の自分の脳みその外側にある」ことがほとんどです。 大学受験のときも、「文系か理系か、私立か国立か」という選択肢に対して「そもそも学びたい分野が決まってない大学に行くのはおかしいだろ」と思って結果芸大に行きましたし、芸能界にいたときも「貧乏生活覚悟で夢を追うか、さっさと見切りをつけて働くか」といったなんとなく業界に漂っていた二者択一に嫌気がさして、「稼ぎながら夢を追えばいいじゃないか」と思って独立しました。 ですから、この多くの女性の抱える「結婚か?キャリアか?」みたいな二者択一も、実はその中にあなたの欲しい答えはなくて、大体の場合その問いの外側に答えがあるのではないかと思うんです。

人間の絶対的な価値なんて測ろうとする方がおかしい


結婚している人は独身者に「結婚した方が幸せだよ」マウンティングをするし、バリキャリの人は仕事にやりがいを見出せない人に「好きな仕事をしよう」マウンティングをしてきます。   素直なあなたはきっと「どっちやねん」と頭を抱えていることだと思います。そんな時こそそもそも論の出番です。 そもそも女としての価値って誰が決めるの? そもそも『社会人としての~』、の社会人ってどう定義してるの? 結婚できたら幸せ?その根拠は? 好きな仕事ができたら人生が充実する?なぜ? 試しにマウンティングしてくる人たちに聞いてみたらいいですよ。どうせ答えられないですから。 そんなの僕にもわかりません。 そういった疑問を問い続けると、人生の幸せや充実度は「他人が自分勝手な尺度で決めつけたモノサシの一つ」でしかないことに気づきます。 女としての価値も社会人としての価値も、思考停止した人たちがなんとなく受け入れている概念であり、あなたの人生には一切関係のない指標なんです。

自分の人生の価値は自分で決めたらいい

自分の人生にどんな価値をつけるのか?それは他人の仕事ではなく、あなた自身のタスクです。 僕の例で言えば、男としての価値でもなく社会人としての価値でもなく、川口美樹という個人がいることについての価値を自分につけるのです。 僕は僕にしか歩めない人生を歩んでいるし、あなたはあなたにしか歩めない人生を歩んでいます。それ自体がものすごい価値のあることなんです。 だって、誰も真似できないんですよ、僕の人生もあなたの人生も。 結婚しようがしまいが、子どもを生もうが生むまいが、恋人がいようがいまいが、仕事を頑張ろうがサボろうが、そんなことはどっちでもいいんです。 誰にも真似できない人生だからこそ、自分で自分に価値をつけるんです。 自分で自分に価値をつけるからこそ、誰にも真似できない人生になるんです。 誰にも価値づけできない人生だからこそ、自分で自分に価値をつけるんです。 自分で自分に価値をつけるからこそ、誰にも価値づけできない人生になるんです。 だから、どっかの知らない誰かが勝手に決めたモノサシで自分の価値を決めようなんてしなくていいんですよ。(川口美樹/ライター) (ハウコレ編集部)
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