2018.06.05

じつは男子は「彼女を選べる立場にないとわかっている」

告白とかデートのお誘いとかは男子から、という考えが多いからなのか、女子は男子に「選ばれて」彼の彼女になるもの、という感じで「女子=選ばれる」「男子=選ぶ」みたいに思っている女子ってわりと多いですよね。

週に何回か、まとめて送ってこられる恋愛相談を読んでいて、そう感じます。
相談の内容は多岐にわたっていますが、多くの相談に共通するベースの考え方って、「片思いの彼に選ばれるにはどうすればいいのでしょうか?」ということなんですよね。

■男子も「女子に選ばれたい」と思っています

男子は「おれは付き合う女子を選べる立場にある」なんて、まったく思っていなかったりします。

じゃあなんと思っているのかといえば「女子に選ばれたい」と思っているんですよね。女子も、「男子に選ばれたい」と思っているし、男子も「女子に選ばれたい」と思っている。男女お互いに「選ばれたい」と思っているのだから、なかなかカップル成立とならないわけです。

「少女漫画に出てくるかっこいい男子」のような男子に(日本語がヘンだね)選ばれたい――おそらく女子の淡い思いって、例えばこういうところだろうと思います。これはこれですごく女子らしい発想だと思うし、こういう発想を中高生くらいから25歳くらいまで強く持っていても全然おかしな話じゃないと思うんです。

誰だって理想の恋のカタチを持っているわけだから、少女漫画の読みすぎでもなんでもなく、それはそれでいい。

■男子の中高生の頃の苦い思い出

でも男子も女子に選ばれたいと思っています。

少女漫画に対して少年漫画がありますが、少年漫画に、かわいい女子に選ばれる男子は、ほとんど出てきません。男子が「女子に選ばれたい」という思いを抱くようになったのは漫画の影響ではなく、きっと中高生くらいの苦い思い出ゆえです。

中高生の頃、女子の人気を集めまくっているクラスのごくごく一部の同級生を横目に、「おれも女子に選ばれる存在になりたい」とモンモンとしていたのがきっかけです。

歳をとって、経済的に小回りがきくようになり、仕事もできるようになった男性の中には、女子に選ばれ続ける人がまれにいて、そういう人を世間は「遊び人」と呼びます。

女子からすれば、いわゆるダンディでかっこいいおじさまです。おじさんにまったく興味のない女子はあれですが、興味のある女子もいるでしょう。

ダンディでかっこいいおじさんは「おれは長年の努力のすえ、女子に選ばれる立場になった」と、うれしく思っていることもありますが、でも実際に女子を前にした時、「おれのことを彼氏として選べ」と念を送るのはヤバい遊び人のオッサンです。

品よく遊ぶ男性は――やっぱり「選ぶ/選ばれる」という発想にならないんですよね。「好かれるにはどうすればいいのだろう」と考えるんですって!

■違いに敏感になると、案外サクッと彼氏ができますよ

恋愛って、大学入試とか入社試験と違って、「選ぶ/選ばれる」という発想では語れないものなのかもしれないですね。

もちろん自分の側から見たら「わたしは今の彼に選ばれて付き合っている」と思うことはあるでしょうけど、恋の真っ最中の時って「いかにして好きになってもらうか」ということをみなさん考えていたりしませんか?「選ぶ/選ばれる」という「結果」の手前にある「いかにして好きになってもらうか」を必死になって考えていませんか?

「片思いの彼に彼女として選ばれたい」という女子の気持ちって、ときに痛いほど理解できるけれど、でもその手前の「いかにして相手に自分のことを好きになってもらうか」を考えたほうが、きっと楽しいです。なぜならそこには具体的にやれることがたくさんあるから。

好きになってもらおうと思えば、例えば男は、女子と一緒にご飯を食べる場所をすごく考えます。雑誌やネットを見たりして考えます。
女子も同じでしょ?「明日、彼に会ったら何を話そうかな」とか、「彼にどんなLINEを送ると好きになってもらえるかな」とか、いろんなことを考えるでしょ?

彼に「選ばれるには?」ではなくて「好きになってもらうには」――この違いに敏感になると、案外サクッと彼氏ができますよ。(ひとみしょう/文筆家)

【今夜はちょっと、恋の話をしよう】
(ハウコレ編集部)

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