2018.04.13

男を引き留めるために、メンをヘラっても逆効果でした【トイアンナのしくじり恋愛】

こんにちは、トイアンナです。彼氏が浮気しているかもしれない。お風呂へいそいそと携帯電話を持っていく彼を見つめながら、ふと思ったのです。とはいえ私は婚約中。しかも同棲しており「まさかそんな暇はないだろう」と高をくくっていたのです。

メンをヘラるまでの経緯を見ていきましょう

浮気を確信したのは、彼が他の女性たちへ送っているメッセージを見てしまったから。あまりにショックだったので、10年近くたった今でもそれとなく書き起こせます。

「君は凛としていて、まるでフルートの独奏のようだ。深く響いて美しいけれど、孤独でもある。そんな君だから、好きになったのかもしれない。今の彼女と別れたら結婚しよう。今日、彼女はどこかへ旅行でいない。誰と行っているのやら」

彼がこのメッセージをmixiでしたためていた当時、私は確かに旅行へ行っていました。ただし両親とですけどね!! しかしこうやって「彼女が浮気をしているみたいだから、僕だって君を口説いていいでしょセオリー」を発動されると、相手女性もぐらつくのでしょう。5人に宛てた手紙のひとりは本気になったようでした。

そして私は、メンヘラになりました。なにしろここまで堂々と浮気されたことなんてなかったからです。ある日は泣いて彼を引き留め、別の日は「一生許さない」と彼へわめき……自分でもどうこの悲しみにケリをつけたらいいか分からない。相手の女性へもずいぶんひどいことを言った記憶があります。

メンヘラになればなるほど、心は離れていく

そして彼の心はどんどん離れていきました。同居していた家へすら帰らず、研究室にこもる彼。そこからさらに疑心暗鬼になり、泣きわめく私。これぞメンヘラ式・負の連鎖。彼はどんどん別の女性へのめり込んでいきました。

最終的にはメンヘラっぷりを大発揮。睡眠補助薬を大量に飲んでから首に縄をかけ、そのまま眠ればお陀仏になるところで発見されました。私はボロボロでしたし、彼も泣いていました。そして当時は自分こそ被害者だと思っていましたが、彼も私に振り回された被害者でした。

自殺未遂とは周囲が罪悪感を抱くように仕向ける行為。「ここで私はもう死んでしまうので、あとは一生後味悪く生きていろ」と押し付けるのですから、立派な暴力です。メンヘラになることで、私は彼へ暴力を振るっていた。そう気づいたのは、何年も経ってからでした。

「彼のためなら死ねる」人生をやめる

こうしてゴミのような恋愛から学んだことはひとつ。「彼のために死ねる」と思える恋はやめよう、ということでした。死ねるほどの恋は決して献身なんかではありません。むしろ死んだあと、延々相手に罪悪感を抱かせる行為です。

「彼のために死ねる」レベルまで思い詰めていると、浮気や借金といった相手の裏切りを許せません。彼のためなら何でもできると思っていたはずが「ここまで愛したのにどうして裏切るの? 許せない!」と、いつか見返りを求めてキレるのが人の性でございます。そう思えば浮気こそ彼に非がありますが、そこから自殺未遂するほどぶっ壊れる必要は無かったよなぁ……と。

それよりも「彼と一緒にいたら居心地いいんだよな~」くらいのラフな愛情を抱いたほうが、よほど健全で長続きするのだと学んだのは、次の彼と平和に暮らしてからです。

だから……人生、「彼のために死ぬ」なんて思わず自分のために生きましょう。彼のためには家事を半分と、1日1時間の会話で十分。「私は世界で一番私を愛している、だからあなたは世界で2番目に大好き」と言えるくらいの自尊心、育てようじゃないですか。(トイアンナ/ライター)

(ハウコレ編集部)

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