2020.01.10 更新PR

結局、彼が最後に見る「彼女の性格」とはこれなんです

なんでも「ちょっと奥にあるもの」って「おいしい」ものです。
たとえばお肉なら、骨のまわりのところが一番おいしいと言う食通がいます。

お魚だってカシラとか、カマのように、少々食べづらいところがおいしいと食通は言います。恋愛だってきっと、似たようなものです。
今の時代は恋愛に消極的な草食系男子が多いということになっているようですが、そんな男子でも、自分の彼女のことくらいはよく見ています。

ぼくの彼女はやさしい「けど」、口喧嘩をしたら勝てないからぼくは彼女の前で静かにしています、とか、ぼくの彼女はしっかり者で気が強い「けど」、ぼくに甘えてくるから好きですとか、表面的な「彼女の性格」って、きっとどんな男子だって見ています。

女子のなかには、彼氏が言うところの「けど」をうまく利用している人もいるでしょう。
いわゆる「ギャップ」に弱いのが男子だから、彼氏の前ではツンデレキャラで通しておこうみたいな……。
男子が言う「けど」の実態って、彼女が持つ「感じ方」だったりします。
誰もがよく知っていることだろうと思いますが、人っていろんな顔を持っていますよね。

嫌いな人にもなぜかやさしくしてしまう自分、という「顔」があり、好きな男子にはなぜかキツく当たってしまう自分、という「顔」があり、母親に冷たい態度をとる自分という「顔」があり、でもおばあちゃんにはすごくやさしい自分という「顔」があり……誰だっていろんな顔を持っているはずです。

このいろんな顔のなかの、どの顔を男子に見せるとモテるのか、というところを、きっと多くの女子は気にしているのかもしれません。
たくさんの顔をうまく使い分けて、彼に嫌われないようにしようという意識が強くなればなるほど、その人は精神障害を抱えることになります。

だってそうでしょ? 優等生を見たらわかりますよね? Aさんに対してはこう振る舞おう、Bさんに対してはAさんとは別の態度で接しよう……Cさんには……こんなことを四六時中考えていたのでは、誰だってイヤになってきます。

どんなに恋愛に鈍い男子だって、彼女のいろんな顔をひそかに観察して知っているものです。そしてその顔の「ちょっと奥」にあるものを感じています。

つまり彼女の「顔」の先にある「感じ方」を、男子たちはひそかに見ているものです。
恋愛にマニュアルが通用しないというのは、たとえばこういう理由ゆえでしょう。
感じ方というのは100人いたら100通りあるわけで、しかもそのどれもが、言ってみれば「正解」なわけです。


結局、最後に彼が見ているのは、彼女の「感じ方」です。
ある物事が起こったときに彼女は、それをどう感じてどう対処するのか?ここを見ています。

もちろん彼に気に入られるように感じる必要はないでしょう。彼に好かれる女子とか、モテまくっている女子というのは、自分の感じ方を大事にしているものです。

ある1枚のピカソの絵を見て、多くの人が「これはリンゴの絵だ」と言っていても、「わたしにはこの絵は夕陽に見える」というのが、たとえば「その人の感じ方」です。

言うまでもないことですが、このような自分なりの感じ方を大事にしている人は、合理性や効率を重視している今の社会では生きてゆきづらいかもしれませんが、恋愛市場においてはモテます。恋愛は目に見えないものによって支配されているからです。(ひとみしょう/ライター)

(ハウコレ編集部)

関連記事